芝生管理 エアレーションでドライスポットも対処する

エアレーション実施前に、ドライスポットを判断する

センバツ高校野球も佳境に入り、都心でも桜が開花するころ、芝生を管理している方は更新作業でうれしい悲鳴を上げている事でしょう。

「エアレーションは何の為にするか」と言う事を簡単に説明しますと、畑の土ように作物を収穫した後に桑で土を耕す事が出来ないので、穴をあけたり(エアレーション)小さい筒で土をくりぬいて新しい土を入れたり(コアリング)して、土が固くなるのを防いだり、土の入れ替えをして空気を与えましょう と言う事なんです。

芝生を植えて半年以上経っているのであれば、エアレーションは、やっておいた方が良い事なんです。

エアレーションは穴をあける行為、コアリングは筒で土を抜く行為。共に終わった後には目砂を入れるのですが、当然コアリングの方が効果が高い事になります。土を入れ替える事が出来る訳ですから。

ドライスポットとは何だ?

ドライスポットとは、土または砂の粒子に、水をはじく有機物の粒子がくっつき、水をあげても土が水をはじく現象のことを言います。たくさん雨が降っても、毎日水をあげても、芝生が水を浸透させないため、その部分だけ水分が不足し、茶色く枯れていく病気です。特に、砂の割合が多い床土によく見られる現象で、ゴルフ場では特に注意している病気の一つです。

土や砂が、水を吸収しないなんてにわかに信じられない話、だから、失敗した経験をお持ちの方やプロでない限り、発見、対策が遅れてしまいがちになる厄介な病気です。

ドライスポットの早期発見の方法

ドライスポットは部分的に発生しますので、一部だけ生育が悪く、芝生が枯れるように茶色になれば、ドライスポットの可能性があります。そこまで来ると、回復にはかなり時間がかかります。特に夏に発生すると、そのシーズンは回復しないまま終わる可能性が高いです。春先の早期発見が鍵となります。

ドライスポット判断基準

  1. 若干芝生に黒ずみが見られる
  2. 水をまくと、その部分だけ水が玉のようになってしみ込まない
  3. 芝生の色が黒ずみ→茶色に移行しようとしている
  4. 掘り返すと根の部分が水分が無くカラカラ状態

掘り返すのが嫌な方は、土壌水分計を使う事も出来ます。私は毎週土壌水分計で土壌水分を計っていました。水をまいているのに所々水分量にばらつきが出ていた事で、早期にドライスポットを発見する事が出来ました。

created by Rinker
¥27,280 (2019/10/18 22:05:45時点 楽天市場調べ-詳細)

エアレーションはドライスポット対策と作業は同じ

ドライスポット対策は、穴をあけ、土壌浸透剤を撒いて、1平米あたり最大25ℓくらいまでたっぷり水をあげるというシンプルな対策です。

エアレーションをする前に、全体的に水をまいて、水はじきの状況や色を確認し、エアレーションした後に気になる部分に土壌浸透剤を撒いてから目土、目砂をかければ、ドライスポットを治療しながらのエアレーションになります。

繰り返しますが本格的な夏が始まった後のドライスポットは回復に時間が掛かります。それどころか夏以降のドライスポットの発生は秋までは復活が望めないので、春に対策をしておく事が非常に重要となってきます。

エアレーションと作業量はほとんど変わりませんので、方針をコアリングにし、気になるところがあれば土壌浸透剤もセットにしておくと、土の入れ替えも出来て、ドライスポット対策にもなって、一石二鳥です。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 芝生・芝生管理へ
にほんブログ村